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教育環境 (1/2)

持ち物や宿題など「忘れ物」が多い場合にはどうすればよい?

ADHDの子は「忘れ物」が多く、授業に影響が出て困ってしまうこともよくあります。
忘れ物を少なくするためには、周囲の手助けが必要です。

ADHDの子は一度にたくさんのことを言われても、すべてを覚えていることができません。 そのため、忘れ物が多くなりがちです。 面倒でも、学校への持ち物は親が確認しながら用意させるようにしましょう。

先生や友だちにも協力してもらい、明日持っていくものをノートにとらせたり、帰りに念を押すなどしてもらうとよいでしょう。 絵に描いて、チェックシートを作るのもひとつの方法です。 筆箱やハンカチなど、毎日必ず持っていくものは、あらかじめひとまとめにしておきましょう。 また、宿題はひとりでやっていると気が散ってしまうことが多いので、できるだけ親がそばにいて見守るようにします。 忘れたことを叱るより、忘れなかったときにほめるほうが子どもの達成感が高まり、忘れ物を少なくしていくうえで効果的です。


極端な「勉強ぎらい」をフォローするにはどうすればよい?

ADHDの子はその行動特性から本来の力が出し切れず、学校の授業についていくことが困難です。
学校側とよく相談するなど、学習環境を整えましょう。

ADHDの子は、先生の話を最後まで集中して聞くことができないため、学習が進みにくいという特徴があります。 さらにLDを合併していると、ほかの子どもたちと同じペースで学習していくことは困難です。 そのような場合は、先生に相談して、学校での教え方を工夫してもらうことが大事です。

ADHDの子は集中していられる時間が短いため、単元を細かく分け、ポイントを絞って教えるのが効果的です。 ADHDの子に合った教材の選択や授業の進め方を学校側とよく相談し、必要であれば補習をしてもらいましよう。 また、塾や家庭教師を活用するのもひとつの方法です。

塾を選ぶ場合は、周囲に人がたくさんいるとどうしても気が散ってしまうので、一対一の個人指導をしてくれるところが望ましいといえます。 その意味では家庭教師に自宅に来てもらい、落ち着いた環境でじっくり教わるのもよい方法です。


ADHDの子は「LD(学習障害)」を合併することが多いの?

ADHDの子は、LD(学習障害)を合併しやすいという特徴があります。
また、授業内容の理解が困難で、学校生活に支障をきたすことがあります。

 ADHDは、さまざまな精神疾患を合併することがあります。 その中でも特に多いのがLDとの合併です。 LDは日本では「学習障害」といわれています。

文部科学省では「読字障害(文章を読むことが困難)」「書字障害(文字を書くことが困難)」「算数障害(算数を理解できない)」の3つに加えて、推論すること、聞くこと、話すことに障害があるものを「学習障害」と定義しています。 文章を読んでその意味を読み取ったり、人のしゃべっている内容を理解することに困難を感じるのがLDの大きな特徴です。

また、算数だけがどうしても理解できないというLDもあります。 教科書を読んで先生の話を聞くという現在の学校教育の中で、LDの子が非常に苦しい思いをしていることは想像に難くありません。


ADHDの子は「特別支援学級」に通うことになるの?

学校によっては、知的障害児などのために「特別支援学級」を設けているところもあります。
しかし、ADHDの子は普通学級への在籍が基本です。

「特別支援学級」は、かつては「特殊学級」とよばれ、もともと知的障害児や肢体不自由児、視覚障害児、聴覚障害児、病弱児などのために設置されたものです。 特殊学級が始まった頃は、ADHDやLDといった発達障害がそれほど一般に認知されていなかったため、発達障害の子が入るというケースは想定されていませんでした。

現在は、自閉症や高機能自閉症(知的障害のない自閉症)の子どもが、特別支援学級で学ぶケースが見られます。 特別支援学級は比較的人数が少なく、きめこまかい指導ができるという点で、ADHDの子に向いていると考える人もいるかもしれませんが、知的障害のないADHDの子は特別支援学級に通う必要はありません。 学校側の体制にもよりますが、普通学級に副担任を置いて、ADHDの子どもを注意深く見守るという取り組みをしているところもあります。

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