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強迫性障害

自分の意に反して、つまらない考えが繰り返し浮かんできて、抑えようとしても抑えられない(強迫観念)、あるいはそのような考えを打ち消そうとして、無意味な行為を繰り返す(強迫行為)症状を強迫症状といいます。 強迫性障害は、このような強迫観念や強迫行為を主症状とする神経症の一型です。
自分でもそのような考えや行為は、つまらない、ばかげている、不合理だとわかっているのですが、やめようとすると不安が募ってくるので、やめられない状態です。 不安が基礎になっている病気なので、不安障害に分類されます。 障害有病率(一生のうち一度はかかる確率)は2.5%であり、女性のほうが男性よりも若干多く、初診時の平均年齢は31歳です。 約30%の頻度でうつ病を合併しており、その他恐怖症・社交不安障害・全般性不安障害・パニック障害などの不安障害を10%程度の頻度で合併しているので注意が必要です。

原因は何か

特別なきっかけなしに徐々に発症してくる場合が多く、原因もいわゆる心因(心理的・環境的原因)よりも、大脳基底核、辺縁系(帯状回)、前頭前野など、脳内の特定部位の障害や、前頭葉−皮質下回路の障害、セロトニンやドーパミンを神経伝達物質とする神経系の機能亢進が推定されています。 大脳基底核(淡蒼球・両側尾状核)の体積減少など脳の形態学的変化も認められます。
遺伝に関しては第一度親族に強迫性障害が見られる場合、障害発生率は10−20%となり、また一卵性双生児による一致率が60−90%と高いため、軽度の遺伝性を認めます。 小児期にA群β溶血連鎖球菌の上気道感染によるリウマチ熱発症後の後遺症として強迫性障害が生じることがあります。
また強迫性障害の人は、もともと几帳面、完璧主義、頑固、倹約家などの性格(強迫性格)の人に多くみられる傾向があります。

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