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自律神経失調症 薬物治療

自律神経失調症の治療は、まず薬によってつらい症状をやわらげることから始まります。医師と十分に話し合い、薬を用いる理由や効果、副作用などをよく理解しましよう。 症状を緩和させる自律神経失調症の治療では、ほとんどのケースで、まず最初に薬を用いた治療、いわゆる薬物療法が行われます。 この病気を自覚するのは、イライラやめまい、頭痛や動悸、不眠、食欲不振など心身に現れるさまざまな症状によってですが、これらの自覚症状を放っておくと、それを気に病むことで、さらに症状を悪化させるという悪循環に陥りがちです。 薬物療法は、つらい症状を緩和させると同時に、このような悪い流れを断ち切るためにも必要な治療法なのです。

患者さんの中には、「副作用があるから薬を飲むのはイヤ」と、薬物療法をためらう人もいます。 確かにどれほど優れた薬でも、何らかの副作用は必ずあるものです。 しかし、自律神経失調症の治療で用いられる薬の副作用は、眠気や便秘など、あらかじめ知っておけば大きな問題とはならないものがほとんどです。 医師は、副作用を最小限にとどめ、効果(主作用)を最大限に発揮させるために、種類や組み合わせ、量、使い方を考えて処方しています。 疑問があれば質問し、納得したうえで薬を服用するようにしましょう。 その際、必ず医師の指示どおりに服用することが大切で、勝手に量や回数を減らしたりしてはいけません。 副作用を必要以上に心配したり、あるいは勝手に薬の飲み方を変えてしまうことが、病気を長引かせたり、悪化させることにもつながるのです。 医師は患者さん一人ひとりの病歴を聞き、症状や体質、薬の特性を十分に考慮したうえで薬を選んで用いています。 なお、服用後の体の変化などは、必ず医師に報告するようにしましょう。その様子を聞きながら、医師は薬を調整します。

抗不安薬」は、「弱力精神安定剤(マイナートランキライザー)」とも呼ばれています。精神安定剤と聞くと、「怖いもの」とか「強い薬」というイメージがあるかもしれませんが、自律神経失調症の治療では、ごく一般的に使われている薬です。 ですから、ことさらに警戒する必要はありません。 この種の薬は、喜怒哀楽などの感情や本能的欲求をつかさどっている大脳辺縁系の一部分に作用して、不安をやわらげ、筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせる効果があります。そのため、症状にこだわりすぎたり、強いストレスが原因になっているタイプの自律神経失調症には、主要な薬として使用されています。 抗不安薬には、作用の強いものや弱いもの、作用の持続時間が長いものや短いものなど、いろいろなタイプがあり、個々の症状によって使い分けられます。 抗不安薬の副作用として、眠気、ふらつき、脱力感が現れることがあります。これらの状態は、緊張や疲労感が緩和されてきたために起こるものです。 薬の効果が現れてきた証拠でもありますから、心配する必要はありません。このほかに、便秘が起こる場合もあります。ひどい場合には、医師に相談して便秘薬を処方してもらいましょう。 注意したいのは、重症のぜんそくなどの呼吸器系の疾患や、心臓病、肝臓病、腎臓系の病気をもっている人の一部です。 発作を誘発したり病状が悪化する可能性がありますから、事前に医師に伝えておきましょう。 また、妊娠中の女性も注意が必要です。 胎児の発育に影響が出る可能性が高いとされていますから、妊娠中や治療期間内に妊娠する可能性のある人は、必ず医師に報告してください。

「自律神経調整薬」は、体質的に自律神経が乱れやすい人や、症状が軽い場合に用いられる薬です。 自律神経の中枢である視床下部に働きかけ、交感神経と副交感神経のバランスを調整します。 効き方がおだやかで、副作用は眠気を誘う程度です。肩こりや冷え症などの場合と、頭痛やめまい、立ちくらみなどでは、使われる薬が違います。 「自律神経末梢作用薬」は、自律神経の末端部分に働きかけ、特定の場所に現れた症状を改善するために使われます。 自律神経末梢作用薬には、3種類があります。頻脈や不整脈、動悸など循環器に症状が現れるときには、交感神経の興奮をしずめる「ベーターアドレナリン受容体遮断薬(βブロッカー)」が用いられます。 腹痛や下痢、吐き気、頻尿などの症状に対しては「副交感神経遮断薬」が使われます。また、低血圧や立ちくらみがあるケースでは、「交感神経興奮薬」が効果があるとされています。

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